【宗教の国・日本】

現代では、毎日が神話の連続である。人生とは神話であり、今この瞬間にも町の何処かで、新しい神話が産声を上げている。


古くは八百万の神のおわす地にして日出る神州、【現代】日本。しかしアエルガ=ミクニーの悪戯かレストロオセの陰謀か、はたまた創世神アルセスの仕業なのか、大規模なフリッカー現象が発現。


その結果発生する、あまりに現実と乖離した現象一般は神話性異常と名付けられ、人々は非現実を論理を持って定義し、かつての常識と今の現実に折り合いを付け、自分達に受け入れるられる形に変えていく。


更に国民総宗教化。突如発生したどこにも起源を持たない宗教が黒死病さながら流行り、魔法少女だとか紀なる神だとか納豆の神様を崇め奉る輩が続出する。その結果、既存の宗教団体は瞬く間に廃れてった。


その果てに待っていたのは、各々の教団が信仰の元にしのぎを削る、信仰がすべてを支配するという大宗教時代の到来だった。



なんだこれ。