新史暦2420年、宇宙に進出した兎達は、月の裏側から放射される断続的なガンマ線バーストを観測した。

その数日後、月軌道上を周回していた観測衛星が次々と連絡不能に陥った原因を解明する為、派遣された調査団が消息を絶った。

当時、この二つの出来事の関連を結びつける者は居なかった。この事件こそが、“彼ら”とのファーストコンタクトだったという事はまだ、誰も知らない。

  • 【ムーンビースト】

月の裏側(月影世界)からやってきた種族。高度な感覚器官(触覚)を持ち、真空や高圧の環境でも生存可能。
幽月を本拠地に構え、兎達とは月世界の支配権を賭けて毎夜熾烈な抗争を繰り広げているという。

    • 月影世界

月の裏側、永久に日の光を浴びる事のないそこは我々のものとは違う宇宙に通じている。
その影からきた異界の侵略者共は、我々が無防備な眠りに付く瞬間をいまかいまかと待っているのだ。

地脈の空間移植、俗に言うラビット航法(空間跳躍)を発見し、太月に都市を築いた最初の種族。
尚、【兎】とウサギは別物である

太月の玉座におわす兎の神様。月使いの始祖。紀神かもしれない。
その御神体はウサミミの生えた某宇宙人とで形容する他ない。*1




人間が暢気にお月見なんかしてる一方で、あのお月様では血で血を洗う異種族間戦争が繰り広げられている。

一寸先は闇、というか我々の日常とは極めて限定的なもので、薄紙一枚隔てた先には恐るべき真実が存在しているのだ。

ああアルセス野郎よりサカモトじみてるといわれたい

【サカモト-じみている】

化け物じみた職人芸全般に関して言われる賛辞。
言うまでも無く異端の彫刻家【坂本】にあやかった言葉である。


ここは多分ゆらぎの神話の記述や設定に関するチラシ裏になる予定。
細かい事は創造神アルセスに押し付けるのが最近の神話的トレンドです。




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